こんにちは。

「看護師のストレス解消・自分探し研究室」を運営している元看護師
ガイアエネルギーワーカー 富永菜桜子 です。

本日のテーマは ストレスとは何か? です。

ストレスを抱えた人

ストレスというと
どのようなイメージが湧いてくるでしょうか?

どういうときに「ストレス」という言葉を
使っていますか?

 夜勤が重なって疲れが抜けなくてストレス
 患者が言うことを聞いてくれなくてストレス
 師長に怒られてストレス
 同僚が仕事をしなくてストレス

こんな感じで使っているのではないですか?

これからするとストレスって悪者ですよね。

ストレスが不眠や頭痛などの身体症状に反映されたり、
アレルギーや炎症、果ては、癌や心臓病などの
病気に発展したりすることも
今や看護師でなくても周知の事実です。

だから ストレスは取り除かねばいけない…
となりますよね。

Drが診察中に
「ストレスが原因ですね、ストレスを減らしましょう」
なーんて患者さんに話している場面にも
良く遭遇しますよね。

「ストレスは、なくさないといけないんだー」
って刷り込まれてしまっています。

でもね、、、
ストレスを、なくすためにはどうすればいいの?
って思いませんか

ここって教えてもらったことありますか?

 早寝早起きしましょう
 食事は腹八分目にしましょう
 適度に運動しましょう
 健康的な生活を心がけましょう
 暮らしの中に楽しみを見つけよう
 嫌なことは引きずらないようにしましょう

なんだか巷にあふれている対処法って
ありきたりすぎて
「それができないから困ってるんじゃないの!」
って思ってしまうのは
私だけではないんじゃないでしょうか。

そのためにも、
きちんと ストレスの正体 を知る必要があるんです。
正体が分からなければ対処しようがありませんから。

 

◆ストレスとは何か

もともとストレスとは、
物理学や工学の分野で使われていました。

物体に外部から力が加わった時、
その物体には元の状態に戻ろうとする反作用が働き、
外部からの力との間で緊張状態が生まれます。

ストレス図

これが物理学で言う「ストレス状態」です。

この言葉を
今のような心身に関わる用語として最初に使ったのは、
アメリカの生理学者 ウォルタ-・B・キャノン
と言われています。

1930年代に、
ホメオスタシス(恒常性)を提唱した人物です。

ホメオスタシスとは…
「生体の内部や外部の環境因子の変化にかかわらず
 生体の状態が一定に保たれるという性質、
 あるいはその状態のこと」 (ウキペディアより)
でしたね。

このホメオスタシスの乱れをもたらす一般的な緊張
彼は「ストレス」という言葉を当てはめました。

「ストレス」って概念、意外と歴史浅いんですね。

そして、
この「ストレス」を広く世界に知らしめたのは
カナダの生理学者 ハンス・セリエ博士 です。

1950年代に彼は、
「生体が外部から刺激を受けたとき、
 その刺激の種類に関係なく一定の変調をきたす」
ということを発見しました。

一定の変調とは、
① 副腎皮質の肥大
② 脾臓や胸腺の委縮
③ 胃・十二指腸の出血や潰瘍
のことです。

これが汎適応症候群と呼ばれるもので、
この状態になることを「ストレス状態」としたのです。

 

うん??

 

ストレスって・・・・ 

 

外からやってくる嫌な刺激のことなんじゃないの?

何を隠そう、私、ずっとこう思ってきたんですよね~
イメージとしてこう捉えてました (>_<)

厳密に言えば、これは「ストレッサー」と呼ばれるもので、
ストレスを引き起こす原因となる外部刺激のことなんです。

で、
ストレッサーによって身体に刺激が与えられ
“ひずみ”が生じ、それを解決しようとして、
生体に「ストレス」が生じる

ということなんです。

これは生体の防衛反応(生理的な反応)であり
この全体像を「ストレス(状態)」と定義したんですね。

そもそも、身体の症状ありき…なんです。

ホメオスタシスが作動している状態
副腎肥大や胸腺萎縮や胃潰瘍になるプロセスが始まっている状態

が「ストレス(状態)」なんです。

「ストレス」という嫌なものが体に溜まるから 病気になる…
のではないんです。

なので、しっかりとストレスに対応するためにも、
「ストレス(状態)」「ストレッサー」分けて考えるべきなんですね。

 

◆ストレスの種類

さて、
一般に「ストレス」というと
心理的(精神的)なものをイメージします。

しかし、今説明してきたような定義によると
それだけではないということになってきます。

ここで、ストレスの種類を挙げてみると…
 物理的  :温度、圧力、浸透圧、放射線、音、電磁波
 化学的  :有害物質(薬物・重金属)、
        飢餓(栄養の欠乏)、酸化、酸素欠乏
 生物学的 :細菌やウイルスの侵入など
 精神的  :人間特有のもの
と分類されます。

大きくは、「精神的なストレス」と「物理的なストレス」
に分けられるのではないかと思います。

当たり前のことではあるんですが、
ストレスに対処しようとした場合に
精神的にだけでなく
物理的にもアプローチしていく必要があるんですね。

そうしないと片手落ちになってしまいます。

一生懸命、精神的な面にアプローチしても、
物理的な刺激を避けることを怠ってしまうと
状態は改善してきません。

ですからすべての側面からアプローチしていく事が
大切になっていきます。

このブログでも、そういった様々な側面に対して
考察していきたいと思います。

 

◆ストレスは悪いもの?

それから…
もう一つはっきりさせておくべきことがあります。

ストレッサーが「嫌な」刺激であるのは確かです。
しかし、すべてが“悪い”ものではありません。

すべて“悪い”となると、
「すべて排除しなければならない」となります。

この考え方に至ると困ったことが起こります。
ストレスをすべて排除しようとすると
この世にあるものすべてが存在できなくなるのです。

なぜなら、
ストレスとなり得る刺激(ストレッサー)とは
私たち生きとし生けるものの存在に根差している
絶対的な条件であるからです。

ストレスの根源的な原因を突き詰めていくと
  太陽の光  宇宙線  重力  電磁気  etc
に行き当たります。

これらは私たち人間が存在するずっと前から
すでにこの世の中に存在していました。

そしてこれからもずっと存在し続けます。
これらがないと私たちは存在することすら出来ないのです。

だからすべて無くすことは絶対無理なことなんですね。

また、ストレスの存在がすべて“悪い”となると
生物学的にもかなり不都合なことになります。

生物の進化は、「ストレスにうまく対応すること」
によってなされてきたからです。
ストレスが無かったら進化できなくなってしまいます

精神的にもストレスは重要です。
ストレスが
自分自身を元気づけたり、奮い立たせたりといった
一歩前に進ませるような原動力になったりします。

更に、挫折などによってストレス耐性をつけて
自分自身のパフォーマンス能力を向上させる役割もあります。

生体にとってストレスは必要なものなんですね。

それをやみくもに全部なくしてしまおうとすると
さらにストレスが増大するという悪循環に陥ります。
絶対無理なことをしようとしているわけですから。

この原則はしっかり押さえておきたいところです。

 

ではそのストレスが何故問題になるのか・・ですが

長くなってきましたので

次回以降にシェアしていきたいと思います。

 

ということで、今日の内容のおさらいです。

・ストレスは外部からの嫌な刺激ではない
 (これはストレッサー)

・ストレス状態とは…
 外部からの刺激に生体が対応している全体像のこと
 (生体の防衛反応=生理的な反応)

・ストレスは悪いものではなく、むしろ必要なもの

 

以上です。

いつもありがとうございます。