こんにちは!

「看護師のストレス解消・自分探し研究室」
を運営している元看護師

ガイアエネルギーワーカー 富永菜桜子 です。

秋本番、こちら浜松ではこのところ秋晴れの日が続いています。
散歩中、近所の畑にコスモスがきれいに咲いていて思わずパチリ  😀 

 コスモス

 

さて、本日のブログ、テーマはストレス反応についてです。

以前の記事
「ストレスとは? 外から来る嫌な刺激だと思ってました」で、

ストレスは全て悪い物ではない
人間が生きるためには必要な物である

と書かせていただきました。

では、なぜその必要なものが問題となるのでしょう?

はい。そうです。病気になりやすくなるからです。
病気に至らなくても日常生活に支障をきたしますね。
だからストレスは解消しなくちゃ~ってなっています。 

うん? 無くてはならないのに、病気にもなる?
どういうこと? と思いますよね。

その辺のからくりを見ていきましょう。(解剖生理です^^;)

ということで…
まずはハンスセリエ博士のストレス学説のおさらい

ストレス状態と

生体が外部から刺激を受けたとき、
その刺激の種類に関係なく一定の変調をきたすこと

でした。

 

一定の変調とは、
副腎皮質の肥大・胸腺の委縮・胃十二指腸の出血性潰瘍
でしたね。セリエの3徴候です。

 

生体はストレスを受けた時、この反応によって
恒常性(ホメオスタシス)を維持します。
これは生体の防衛反応ということになります。

そして、セリエはこのストレス反応を
「警告反応期」「抵抗期」「疲憊(ひはい)期」
の3段階に分けているんです。

少し詳しく見ていきましょう。

ストレス反応の第1段階:警告反応期
身体に有害なストレッサーに対する警報を発し、
ストレスに耐えるための内部環境を急速に準備する
緊急反応をする時期。

この時期はさらに、“ショック相”“反ショック相”分けられます。

<ショック相(受動的反応期)>
外部からの突然の刺激を受けて、
自律神経系のバランスが崩れている状態
数時間から1日程度持続。

いわゆるショック状態であり、
血圧低下 心拍低下 血糖値低下
筋緊張の弛緩 血液濃度の上昇 などが起こる。

<反ショック期(能動的反応期)>
ショック相で受けた突然のショックから立ち直って
生体のストレス反応が本格化し始める時期。

 

生体のストレス反応(ストレス応答)
私たちの身体はストレッサーの有害刺激を感知すると
その情報を大脳辺縁系で処理し
神経伝達物質を介して視床下部へ伝えます。

ここから二つの経路でストレス反応(ストレス応答)がなされます。

ストレス反応の経路

1)自律神経系(SAM系) 緊急事態に発現する回避メカニズム

 視床下部からの信号により交感神経が緊張
  → 副腎髄質からアドレナリンが分泌

 @アドレナリンの役割
  交感神経を興奮させて緊急時に備え、自己防衛反応を高める
  (怒り・恐怖 血圧上昇 血糖値上昇 痛覚麻痺 など)

2)内分泌系(HPA系)
 視床下部からCRH(副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン)が分泌
  → 下垂体からACTH(副腎皮質刺激ホルモン)が分泌
   → 副腎皮質からコルチゾール(副腎皮質ホルモン)が分泌

 @コルチゾール(天然の強力なステロイド)の役割
  抗ストレス作用
    交感神経を刺激し、ストレスへの耐性を高める

  糖新生促進、血糖値の上昇、脂肪分解促進
    体内の物質代謝を活性化させ、ブドウ糖を供給する
     (緊急時のエネルギーを確保するため)

  抗炎症作用、免疫抑制作用
    免疫系に作用して免疫力を低下させ、炎症を抑制する
     (緊急時、生命維持活動にエネルギーを供給するため)

ストレス反応の第2段階:抵抗期
警告反応期で見られた症状が消失し、
抵抗力も回復したように見える状態。

ストレスが続くと体は警戒態勢を取ったままになり、
警告反応期の状態が回復されず持続される。
1~3ヶ月後には生体は抵抗力を失う。

ストレス反応の第3段階:疲憊(ひはい)期
長期にわたるストレス状態に生体が適応できなくなった状態。
抵抗力が衰え、生体は衰弱する。
副腎肥大 胸腺の委縮 胃十二指腸の出血性潰瘍が出現。
最悪、死に至ることもある。

 

ここまで読んできて何となく気づいた方もいらっしゃるかと思いますが、
ストレスには良いストレス悪いストレスがあるんですね。

良いストレスは、以前のブログ
「ストレスとは? 外から来る嫌な刺激だと思ってました」
で書いた
人間が生きるため、人類が進化するため、
あるいは精神面での成長のために必要なストレスです。

ストレス反応の第2段階である抵抗期までで解消される
程度のストレスならば
良いストレスとなりうるわけですね。

で、悪いストレスは、
きわめて強いストレッサーに曝されたり、
ストレス状態が持続したりしてストレス反応の第3段階である
疲憊(ひはい)期まで
移行してしまったストレスのことです。

ここまでくると生体はストレスに対応できなくなり、
自律神経系と内分泌系、2つの作用系がフル回転して、
セリエの3徴候が出現するのです。

 

では次に、3徴候が具体的に何を意味するのかです。

なぜ3徴候が現れるのでしょう?

<副腎肥大>
生体はストレス下に置かれると副腎皮質ホルモンを分泌して
筋肉などのタンパク質をアミノ酸→ブドウ糖 に変えて
エネルギーをつくり、ストレスに備えます。 

過剰なストレスが続くと、
副腎皮質からコルチゾールが過剰に分泌され続けます。

その状態が続くと負担がかかりすぎてしまい
働き過ぎで副腎は肥大してしまいます。

副腎皮質が疲弊して正常に働かなくなると
今度はコルチゾールの分泌が不足します。

コルチゾールが不足するということは
エネルギーを作れなくなるということです。

結果、低血糖状態で免疫力は低下し、
疲労しやすく、集中力が低下したりします。

コルチゾールは多すぎても少なすぎても
免疫に支障をきたすんですね。

そしてそして、
実はこれが燃え尽き症候群の実態なんですね。
副腎疲労症候群とも言われています。
燃え尽き症候群は、原因のある病態だったんです。

<胸腺の委縮>
コルチゾールの影響で
胸腺からタンパク質が引き出されてしまい、
胸腺が萎縮してしまいます。

胸腺の機能が低下すると、T細胞がつくられず、
B細胞(抗体産生)が増えます。

胸腺の委縮でT細胞が少なくなるために
免疫の防衛システムとしての機能を低下させてしまい、
免疫の異常・誤作動がおこりやすくなります。

<胃十二指腸の出血性潰瘍>
コルチゾールはガストリンの分泌を促進します。
ガストリンにより胃酸の分泌が促進され、
胃を痛めてしまいます。

以上に記したのは、主にコルチゾールの分泌過剰に伴う症状です。

コルチゾールが分泌され続けると交感神経が緊張し続け、
免疫系や消化器系に悪影響をきたし、
免疫力の低下や低血糖、さらには、体力や意欲の減退を引き起こします。
また、これが続くと結果的に心疾患や癌などが発現します。

こうしてみるとつくづく、コルチゾールって、
生体の要の部分を担っているんだなーと思います。

 

…とまあ、かなり簡潔的に説明してきました。
詳しくは、脳神経医や脳科学者にお任せするとして
ここでは大切なことだけピックアップしています。

大切なこととは何か?

どうやらストレス反応には
コルチゾールとアドレナリンが関わっているらしい

ということです。

なんか小難しいことばかりでよく分からない…
結局どうすればいいの?

という声が聞こえてきそうですね。

では、どうすればいいのか…
脳科学的にストレス反応の経路が分かっているのですから
それをブロックする、あるいは逆にたどる
ということで解決できそうです。

追々詳しく見ていく事にしますが、つまりは、
コルチゾールとアドレナリンを
過剰に分泌させないようにする事
が肝心ということになってきます。

そうすることで悪いストレス、
つまりストレス反応の疲憊期までに至らずに、
良いストレスの状態でストレスを解消することができるのです。

これが肉体面から見たストレスへの対処法と言えます。

そのためにはどうすればいいのか…ですが
ここでは一番重要なことだけお伝えしますね。

それは、睡眠!! です。

寝ることによって、交感神経優位な状態から
副交感神経優位な状態へと自然にスイッチングされます。
ストレスの経路をブロックできるというわけです。

そして、臓器も休めることができます。
副腎の機能回復には休息がとても重要なんですね。
過活動状態が続くと睡眠障害が起きてきてしまいます。

夜勤のある看護師にとっては、ここが悩みどころです。
(だから、燃え尽き症候群になりやすいともいえるのですが。)

しっかり眠ることができて、
翌朝スッキリ起きられているようなら
身体的に問題になるレベルにまでは至っていないでしょう。

でももし、
「眠れないから困っているの!」
「いくら眠っても疲れが取れないの!」
という方がおられましたら、それは身体からの重要なサインです。
睡眠薬のお世話になっているという人も要注意です。

大変な状態になる前にご自身の身体を労わってあげてください。
おそらく一人で対処できる範囲を超えているのではないかと思います。

どうか身近な人に助けを求めてください。
そして、周りのセラピストやカウンセラー、ヒーラーなどを頼ってください

アロマセラピー リフレクソロジー マッサージ など、
あなたがリラックスできて、安眠につながるものなら
何でも良いと思います。

もし、心当たりがないようでしたら
私もカウンセリングエネルギーワークなどを行っています。
遠隔でワークしたり、スカイプを使ってセッションしたりも可能ですので
是非お問い合わせください。

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一人で決して悩まれませんよう…
あなたのために私はここにいます。

必要な方に必要な癒しが届きますように。

 

本日のまとめ

1.ストレス反応は「警告反応期」「抵抗期」「疲憊(ひはい)期」の3段階

2.抵抗期までで回復すれば良いストレスになり得る

3.疲弊期までいくと悪いストレスになる
  ⇒「副腎肥大」「胸腺萎縮」「胃十二指腸の出血性潰瘍」が現れる

4.疲憊期まで行かないようにするのが本当の意味での「ストレス解消」

5.ストレス反応はコルチゾールとアドレナリンの過剰分泌によるもの

6.ストレス解消のために大切なのは、睡眠!

 

本日の「看護師のストレス解消・自分探し研究室」
は以上です。

いつもありがとうございます。