こんにちは

「看護師のストレス解消・自分探し研究室」
を運営している元看護師、
ガイアエネルギーワーカー 富永菜桜子 です。

11月も後半になりましたが、まだ暖かい日が続いてますね。
ということで、ご近所シリーズ(?)第2弾
こちらは近くの公園で撮った黄葉です。
ゆっくりゆっくり秋が深まっていきます~ >^_^<

黄葉(イチョウ)

さて、
今回のブログは、燃え尽き症候群
テーマにしたいと思います。

燃え尽き症候群…
「知っているようで、実はあまりよく知らないな~」

そんな風に思う人が多いのではないでしょうか。

まずは、燃え尽き症候群とは何なのか…という所から
見ていく事にしましょう。

 

◆燃え尽き症候群「バーンアウト」とはなにか 

ウキペディアによると…
『一定の生き方や関心に対して献身的に努力した人が
 期待した結果が得られなかった結果感じる
徒労感または欲求不満。
 慢性的で絶え間ないストレスが持続すると、
意欲を無くし、
社会的に機能しなくなってしまう症状。』
とあります。

顧客にサービスを提供することを職務とする
「ヒューマン・サービス職」の需要が高まり出した
1970年代に、アメリカの精神分析学者
ハーバード・フロイデンバーガー(Harvard Freudenberger)
が提唱した概念です。

DSM(精神障害の診断と統計マニュアル)には
記載されておらず、
ICD(疾病及び関連保健問題の国際統計分類)には
記載はあるものの「障害」とはみなされていません。

つまり、
精神疾患として医学的に定義されているものではなく
おもに心理学の分野で扱われる概念のようです。

厚生労働省的には、
うつ病の一種と考えているようですね。

 

◆「燃え尽き症候群」の症状

 具体的な燃え尽き症候群の症状は以下の様なものです。

  1.  朝起きられない 職場に行きたくない
  2.  アルコールの量が増える 
  3.  薬物に依存する
  4.  過度の消費(買い物)などに「はけ口」を見出す
  5.  仕事を機械的にこなす(心がこもらない)
  6.  イライラが募る 
  7.  精神的に不安定になる
  8.  対人関係が煩わしくなる 
  9.  人に対して無神経になる 攻撃的になる
  10.  体調不良(頭痛、腹痛、下痢、不眠、疲労感、食欲低下など)
  11.  仕事や対人関係からの逃避
  12.  家庭生活の崩壊
  13.  最悪の場合… 自殺 犯罪 過労死 突然死
    (心疾患 免疫疾患 糖尿病 などのリスクが

      一般の人より高くなるという研究報告があるようです)

これらの症状を理解しやすくするために
アメリカの社会心理学者
クリスティーナ・マスラーク (Christina Maslach)らが
1980年代に尺度化したものが
MBI(マスラック・バーンアウト・インベントリー)です。

MBIでは、燃え尽き症候群の重症度を
次の3つの項目から判定します。

  1. 情緒的消耗感  :情緒的に力を出しつくし、消耗してしまった状態
  2. 脱人格化    :サービスの受け手に対する無常で非人間的な対応
  3. 個人的達成感の減退:職務に係る有能感、達成感(やりがい)のなさ

つまり、この3つの症状が燃え尽き症候群の
主な症状であるということです。

中でも、「情緒的消耗感」が燃え尽き症候群の
中核症状と言われています。

 

◆燃え尽き症候群かどうか…をチェックする

日本では、日本の現場に適合するように
17項目の「日本版のバーンアウト尺度」
田尾雅夫 久保真人によって作成され
用いられています。
こちらのサイトで無料判定ができるようです。
一般社団法人 社会評価システム研究所

また、いくつかのサイトでは、アメリカの心理学者
アーチボルト・ハート(Archibald D. Hart)

バーンアウトチェックリストが紹介されていました。
例えば こちらのサイト
うつ病にならないための知識

 

◆燃え尽き症候群の原因

燃え尽き症候群の原因としては、

 個人的要因:個人の性格 年齢 経験年数 など
 環境要因 :過重負担 役割ストレス 職場の人間関係 など

が挙げられています。

もっと簡単に言えば、「頑張りすぎ」が原因です。

完璧を目指して「頑張りすぎ」てしまうため、
ストレスを溜めてしまい、限界を超えてしまうのです。

「~すべき」が強い人ほどリスクが高くなります。
看護師は要注意です。

 

◆燃え尽き症候群って結局なに?

・・・・と

ここまで燃え尽き症候群の概要を説明してきましたが、
なんだか釈然としません。

燃え尽き症候群という概念自体が
曖昧なため仕方がないのかもしれません。

でも、結局、
どうしてこういう症状が出てくるのでしょう?

そしてこの時、
身体の中(あるいは脳の中)では
いったいどんなこと起こっているのでしょう?

残念ながら、私の探した限りでは
このことの答えを示している文献は
見つかりませんでした。

心理学と医学とが結びついていない感じなんですよね。
何とも歯がゆいことなんですが…

 

ただ、一方で、
燃え尽き症候群の人の場合
コルチゾールがほとんど検出されない”
という記述をあちこちで目にするんです。
(出典がはっきりしないんですが…)

うーん、コルチゾールねぇ……。

そこでわたくし、ちょっと考えてみました。

燃え尽き症候群の主症状は「情緒的消耗感」
(心理的に疲れはて、無気力になる感じ)

そして、「ストレス」が原因。

ストレスが原因なら、身体で起こってくるのは…
アドレナリンやコルチゾールの分泌異常 でした。

これは、前回のブログ
ストレス反応 私たちの身体はストレスにどう反応するのか
でお話ししています。

で、
コルチゾールが出なくなるというのは
セリエの3徴候の一つ 副腎の肥大 によって
副腎が(疲れ切って)機能しなくなって
起きてくる症状です。

ストレス反応では「疲憊期」に相当しました。

情緒的消耗感(気持的に疲れる)も、
その状態から考えれば
その原因がアドレナリンドーパミンといった
ホルモン分泌と関係がありそうです。

コルチゾールが出なくなると
低血糖になりますから、
身体も脳も低エネルギー状態になり、
やる気も湧いてこなくなる
というのもうなづけます。

こう見ていくと、
どうやら燃え尽き症候群
副腎の疲労と関係がありそうです。

調べてみると、
「副腎疲労症候群 adrenal fatigue」
という病態が存在することが分かりました。

この概念もまだ歴史が浅く、
1990年代に
アメリカの医師
ジェームズ・L・ウィルソン(James L. Wilson)
によって提唱されたもので、医学的にはまだ
完全に
証明された病気ではないようです。

ただ、燃え尽き症候群を理解し、
予防していく上では
とても参考になると思うので、
ここで紹介して行きたいと思います。

 

◆副腎疲労症候群とは?

『ストレスに長期間さらされ続ける事で
 副腎が疲弊してその機能が低下し、
 結果としてホルモンのバランスが乱れる病態』

ストレス反応「疲憊期」末期の状態です。
コルチゾールが分泌されなくなります。

表面的には「疲れている」状態として自覚されます。

そしてこの時、身体は臨戦態勢ですので、
他の身体活動に使うはずのエネルギーを
闘争・逃走のために集中させています。

結果として、
免疫、栄養素の代謝、水分や電解質の平衡 
などが犠牲になり、様々な症状が現れてきます。

こういった諸々の症状をきたす病態を
副腎疲労症候群と言います。


原因となるのは…
「あらゆるストレス」です。

ストレスが度重なり、あるいは長期間続く
副腎は休まることなくどんどん疲弊していきます。

そして、以下のような方がなりやすいとのことです。

  1. 自分を酷使している人
  2. 人生を楽しまない人
  3. 完璧主義の人
  4. プレッシャーをかけられている人
  5. 重篤な外傷や、再発を繰り返す病気をした人
  6. 慢性の情緒的問題を抱えている人
  7. 長期間に及ぶ困難に圧倒されている人   

 

◆副腎疲労症候群予防が燃え尽き症候群予防になる?

このように見ていくと
燃え尽き症候群副腎疲労症候群
それからストレス反応の最終段階にも
いくつかの共通点が見えてきます。

であるならば、
副腎疲労症候群の予防策が、
燃え尽き症候群の予防策にもなりうる
のではないでしょうか。

少なくとも、身体面からのアプローチとしては
大いに参考にすべきと思っています。

で、
具体的にどうすればいいか ですが、
長くなりそうなので次回以降
詳しくシェアしていきたいと思います。

 

でも、とても大事なことだけちょっと先走って
ここでシェアさせていただきますね。

あなたは、疲れた時に甘いものが
無性に欲しくなることはありませんか?

甘いものはNG

私も夜勤明けの時など、タガが外れたかのように
勢いよく食べてしまったものです。(>_<)

疲れたときというのは、身体だけでなく、
脳も疲れているんですね。

すると脳のエネルギー源はブドウ糖だけなので
脳的には、「甘いものが足りない」
という指令を出します。

副腎疲労症候群の人は
低血糖になっていますので
身体(脳)が甘いものを欲するのは
当たり前ではあるんです。

でも、副腎疲労症候群になっている人にとっては
甘いものを食べることはNGなんです。

理由は、インスリンの分泌と関係してきます。

甘いものを取ることによって、
血糖値急激に上がり
それを抑えるために
インスリン大量に分泌されます。

このインスリンが今度は
必要以上に血糖値下げてしまい、
結果として血糖値が乱高下します。

この乱高下自体がストレスとなり、
副腎を疲労させてしまうことにつながります。
これって疲れた副腎にムチ打つ行為なんですよね。

そしてこれを続ける限り、
取れない疲れが持続するわけです。

ですので、
『身体が欲しがっているから甘い物食べよう!』
というのは間違ったストレス対処法
ということなんですね。

ちょっと悲しいですが、これが現実です。
トホホ(T_T)です。

空腹時には、安易にお菓子
甘いパンなどに頼るのではなく
タンパク質や野菜などで血糖を上げる工夫が
必要になってきますね。

 

本日のまとめ

  1. 燃え尽き症候群は心理学的な概念で、
    精神疾患として定義されているものではない
    (うつ病の一種と考えられている)
  2. 燃え尽き症候群では、ストレスがかかり
    コルチゾール分泌に影響をきたしていることが考えられる
  3. 燃え尽き症候群と副腎疲労症候群は
    共通点があると考える
  4. 副腎疲労症候群予防が燃え尽き症候群予防にも
    効果があると思われる
  5. 副腎疲労症候群では、
    ストレス解消のための甘いもの摂取は厳禁

 

本日は以上です。

今日も良い一日をお過ごしください。

 

いつもありがとうございます。